MQL5を使ったコピートレードとHFCOPYのメリットデメリット
メリットは大きいが多少のデメリットも
HFCOPYを3か月間運用して見ましたが、MQL5を使ったコピートレードに比べてものすごく便利だと感じた反面、使いにくさも感じた部分があるのでまとめていきたいと思います。
比較対象としてEAについても合わせて記載していきます。
EAとは、無料のトレーディングソフト「MetaTrader」で起動させることができる自動売買用のプログラムのことで、Expert Advisor(エキスパートアドバイザー)の略称です。
・受信できるシグナル数の制限がある
HFCOPYのメリット
VPSを導入しなくても24時間稼働させることができる
トレードシグナルやEAの成績は24時間連続で稼働させた場合の成績です。そのため同じ成績を出そうと思った場合は24時間シグナルやEAを稼働させておく必要があります。
そうでなければ利益が出るどころか最悪の場合は損失を出してしまう可能性さえあります。
パソコンを24時間稼働させてておくことで対応することもできますが、停電やパソコンのOSインストールによる再起動などトラブルが起きやすいのでお勧めはしません。そこで登場するのがVPSという仮想サーバーです。
インターネット上に自分のパソコンを置いてすっと稼働させておくイメージです。VPSを使うことでEAやシグナルを24時間稼働させておくことができるようになりますが、月額3,000円〜20,000円程度の使用料金がかかってしまいます。
HFCOPYではこのVPSを使わず、面倒な設定も不要で24時間稼働させることができます。
データの信頼性が高い
コピーするシグナルやEAは詳細なデータが公開されているのでそれをみながらどのシグナル(EA)を使うか選択していくことになります。
公開されているデータには過去の成績やリスクなど様々な情報が書かれていますが正直あまりあてにならないと思っています。理由は2つあります。
①取引環境の違い
シグナルの場合は実際の運用結果、EAの場合はバックテストやフォワードテストの結果を見ることができるのですが、テストで使用しているFX業者は自分が使用しているFX業者は同じとは限りません。
FX業者によってスプレッドや約定率、レバレッジなどの環境が当然違うのでコピーされる側とする側が同じFX業者を使っていなければ当然同じ結果は出ません。
さらに同じ業者を使っていてもサーバーのスペックによって結果が変わってくるため『いい成績のシグナルをコピーしたはずなのに損失が発生してしまった!』なんてこともあります。
取引環境が違っても多少の誤差しかでないこともあれば、とんでもないズレが発生することもあるのでその見極めがとても難しいのです。
②データ改ざんを行いやすい環境
そもそもMQL5に掲載されているシグナルやEAについてはあまり審査がされていないようです。
販売者登録画面をみてみたところ、口座登録や個人情報の登録、身分証の提出程度でシグナル自体の審査はしていようです。
そういった状況の為『EAが売れさえすればいい』『シグナルを購読してもらえさえすればいい』という輩も出てきてしまい、データの偽装も起こりやすく信頼性も低くなります。
MQL5では先に書いたような問題はあるものの、じっくりデータを見ればある程度は判別することもできますが、時間がかかるので正直面倒な作業ですし、運悪くハズレを引いてしまうと結構凹みます。
HOCOPYでいいと思ったのシグナルが探しやすく、公開されている情報の信頼性が高いと感じたからです。
コピー元もHotForexの口座で運用しているのでスプレッドなどの口座環境は全く同じです。さらにコピー元と自分の口座でポジションをオープン、クローズするタイミングにもほとんどタイムラグが見られませんでした。
つまりコピー元と自分の口座の取引結果はほぼ同じになると言えます。
※手数料の分は取引結果に違いが出ます。
※コピー元がイスラム口座を使っている時だけスワップ分の誤差が出ることがあるのでその点には注意してください。
またHotForeXではシグナルの配信登録をする際に以下のような審査を行っているそうです!
単にプラットホームを提供しているMQL5に対して、サービスとして提供しているHotForexの方が審査が厳しくなるのは当然です。
FX業者が提供しているサービスで損失を被った人がいたらクレームや業者の乗り換えにつながりかねませんからね。
設定が簡単にできる
EAやコピートレードは設定が面倒で慣れるまで結構な時間がかかってしまいますが、HFCOPYの場合は5分とかからず簡単に設定できます。
HotForexのwebページ上でシグナルを選び、5つの項目を設定するだけで完了してしまいます
費用がかからないので少額からの運用に向いている
比較表を見るとHFCOPYは初期費用がかからず、利益に対して報酬を払えば良いため、少額の運用に向いていると言えます。最小の入金額は100ドルからとお小遣いのレベルから始められるのでまずはやってみたいという人にはありがたい価格設定です。
運用金額が大きくなると取られる手数料も多くなりますが、かなり優秀なシグナルが多いので100万以上の金額でも使うメリットはあります。
ちなみにEAが0円〜になっていますが、無料のものは質が良くないものがほとんどで2、3万くらいからまともなものが多くなってきます。
HFCOPYのデメリット
説明がわかりにくい
これは海外のサービスあるあるだと思いますが、設定の仕方や注意事項などの丁寧な説明がないので、日本の丁寧なサービスに慣れている人はちょっと混乱するかもしれません。
聞いた話では海外ではあまり丁寧な説明をするとうざがられるとのことなので文化の違いとして受け入れるしかないんでしょうね…
そのうち丁寧な説明を記事にしようとは思っていますが、ちょっと先になってしまいそうです。
受信できるシグナル数の制限がある
シグナルを受信できる数は最大で3つまでと決められています。3つあれば十分という人もいますが、個人的には5つくらい欲しいなと。
ダメ元で口座を増やさせてもらえないかサポートに聞いてみましたが流石にダメだそうです。
さらに増やしたい人は法人名義でもう1つアカウントを作るか、ほんとはダメですが家族名義でアカウントを作るしかないですね。
結論!HFCOPYはどんな人にオススメなの?
・面倒な設定をするのが苦手
・時間がなくて自分でトレードができない