HFCOPYの始め方!ストラテジープロバイダーの選び方解説!
はじめに
HFCOPYは『設定が簡単』『収益性も高い』『放置OK』と個人的にはかなり重宝しているツールですが、Webサイトの日本語化が不完全だったり専門的な用語が多いためにFXを始めたばかりの方には少しとっつきにくい印象があると思います。
FXにあまり明るくない人でもわかるように詳しく解説していきますね!
また本文では『ストラテジープロバイダー(以降SPと記載)』という言葉が度々出てきますが、ストラテジープロバイダーというのはHotForex独特の言い方で、コピートレードで言う所のシグナルと同じ意味です。
ストラテジープロバイダーを選ぶ最低基準
私がSPを選択する最低基準は次の6点です。
この条件でいったんフィルターをかけて引っかかったSPの詳細を確認して、良さそうなものを選択するという手順なので、全てクリアしているからといって稼げるSPという訳でもないですし、逆に2つくらい欠けていても稼げるSPということもあります。
その辺りの見極めは記事の後半でSPの分析例をするので参考にしてください!
今後気になるSPの分析記事も書こうと思っているのでいくつか見てもらえれば感覚をつかんでもらえるはずです!
①ドローダウンが20%以下
ドローダウンというのは簡単に言うと、残高からどれだけの損失が出たかを示す指標です。この数字が小さいほど損失が少ないSPだといえます。
例えば口座の残高が2,000ドルだとしてそこから400ドルの損失を出した場合はドローダウン20%ということになります。
②安全度数2以上
この度数はHotForexが設定している数字で算定基準は公開されていないのでわかりませんが、複数のSPを見た限り2以上であれば比較的安定していると感じました。
③フォロワー数50以上
フォロワー数を見ることで主観ではなく客観的にシグナルを選択することができます。
たとえば長い期間安定して稼いでいるSPなのにフォロワーが極端に少なければ何か問題があるかもと疑ってかかりましょう。
逆に公開から日が浅くてもフォロワーが何人もいるケースがありますが、いい成績を出しているSP作者が新たに公開したものということもあるので思わぬ掘り出し物かもしれません。
④トレード期間100日以上
SPの中には短期間で資金を5倍や10倍にしているものもありますが、一発屋の可能性が高いので安易にフォローするのは危険です。
短期の利益率にとらわれず、継続して利益を出し続けているSPを選択する方が結果的にリスクを回避し利益を得ることにつながります。
⑤収益率や残高のグラフ形状
SPの詳細画面で残高グラフや収益率グラフを見ることができますが、きれいな右肩上がりを描いているものがベストです。きれいな形状であるほどトレードの勝ち負けにむらが少なく、安定していると考えることができます。
⑥勝率70%以上
勝率は高いに越したことはありませんが、総取引回数や1取引あたりの損益などの情報と合わせて総合的に評価する必要があります。
プロファイル画面の見方
ストラテジープロバイダーリストを表示する
さきほどの基準を踏まえてどうやってSPを選べばいいかを説明していきます。
まずHotForexのトップページから『HFCopy』→『My Follower Account(マイフォロワー口座)』をクリックします。
下の画像のような画面が表示されるので、それぞれの口座の行の右側にある『choice』をクリックしてメニューを表示させ、『Find Strategy Provider』を選択します。
ストラテジープロバイダーリストが表示されますが800以上のシグナルを1つ1つ見ていくのは大変なので検索機能やソートを活用しながら探していきましょう!
今回は『AP-Master』というSPの詳細情報を『プロファイルを見る』をクリックして確認してみます。
基本情報とパフォーマンス
プロファイル画面の上部にはトレード手法の簡単な説明やフォローするための条件が書かれています。
トレード手法の説明には"Manual trading by using Moving average and RSI"とありますので手法は『移動平均線とRSIを使った手動取引』だというのがわかります。
さらに100ドルからフォローすることができ、手数料として収益の20%を支払う必要があります。この手数料は他のSPと比べかなり安いです。
緑色のグラフは収益率を表していています。綺麗な右肩あがりであるほど安定して収益を出していることを表しているのでAP-Masterは安定して利益をあげていると言えます。
残高の推移と入出金履歴
こちらも残高を示す青いラインがきれいな右肩あがりを描いているので安定したSPだと言えます。
緑色のラインはエクイティを表しています。これは残高と含み損益の合計なので青色の残高ラインとの乖離を見ることで含み損時のドローダウンを見ることができます。
リストをソートしたときに表示されていたドローダウンはあくまでクローズしたポジションで計算されるので、含み損を抱えた場合に損切りを行わず利益が出るまで放置(塩漬け)するというやり方をすれば計算上はクローズした際のドローダウンは0%と表示されてしまいます。
実際にこうした方法をとって故意にドローダウンを小さく見せ、勝率を高く見せているSPもいるのでリスクを適切に評価するためにも残高とエクイティの乖離もチェックしてください。
このSPの場合は残高はきれいに上昇しています。
青と緑のラインが常に乖離していることから前記したように塩漬けをしているとみることができますが、20%程度とそこまで大きな含み損ではなく、一定幅で推移しているのでリスクコントロールはしっかり行なっているのではと見ることができます。
先ほど説明したパフォーマンスのグラフよりもこちらの方が直感的に利益の計算をしやすいと思います。初回に500ドル入金して入出金を行なっておらず、現在の残高が約1,980ドルなので5ヶ月強(163日)で資金が約4倍というパフォーマンスとざっくり計算できます。
取引履歴
トレードの勝率などの統計を見ることができます。このSPは一回のトレードが0.02Lotと小さく勝ちトレードの利益も3.39ドルと小さいので高い勝率でコツコツと利益を積み上げていくスタイルというのがわかります。
この統計はあくまで平均であり残高が増加するにつれてLot数も増加しているはずなので『Trading Activity』にある直近のトレード利益も確認しておきます。平均して9ドル程度の利益が出ていることからLot数との比率的に0.05〜0.06Lotの取引を行なっていると予想することができます。
Lot数はフォロー設定をする際に重要になってくるので直近のトレード履歴にもLot数を描いて欲しいところですが、サポートに要望を出したところSPのトレード手法保護のために明かすことができないと言われてしまいました。そう言われてしまうとそれ以上言えないですよね…
AP-Masterの評価
詳細を一通り確認した結果このSPはフォローする価値ありと言えます。
安全度数も最高の①でドローダウンも小さく勝率も高い、少ないLot数でトレードをするので大きく負ける可能性も小さいです。
しいて難点をあげると常に含み損を抱えているのでフォロー解除の際に損失を覚悟する必要があるところですね。
という訳で次の記事では今回見てきたデータをもとにどういう設定をすればいいかを描いていこうと思います。
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